2010年11月22日月曜日

プリンターのセッティングに大苦戦。

 無線LANでつないでいるパソコンに,新しくプリンターを接続しようと挑戦。マニュアルどおりに,順調に作業は進み,あと一つというところでつまづいてしまった。
 原因は無線LANをつないでいるルーターにあった。もちろん,わたしの知識やテクニックではどうにもならず,NTTの「リモートサポート」のお世話になった。これがまた,わたしには驚くべき発見・経験であった。
 NTTのオペレーターが,わたしのパソコンの中に入ってきて,つぎつぎに,それも猛烈なスピードで,わたしのパソコンの基本設定をチェックしていくのだ。もちろん,プリンターを接続するために必要な部分に限定して・・・というオペレーターからの申し出に応じてのものであるが・・・。
 それにしても,電話一本で,オペレーターの指示にしたがってキーを操作するだけで,「はい,これで稲垣さまのパソコンとNTTのパソコンとが接続されました。いまから,基本設定のチェックをさせていただきます。よろしいでしょうか」「はい」というが早いか,わたしのパソコンの画面が面白いように踊りをはじめた。パソコンの画面がこんなにいろいろの顔をもっていることを初めて知った。わずか,2,3分であったとおもうが,パソコンなるものの,たったこれだけの器でしかないものの中に内蔵されている,わたしにとってはまったくの未知の世界を案内してもらった気分である。でも,どこに連れていかれたのかまったくわからないままに・・・。
 そして,返ってきたことばは「ルーターの設定に問題がみつかりました。なにか特殊な使い方をしていますか」とのこと。「いいえ」「では,ごくふつうの設定にしていいですか」「はい,よろしくお願いします」。この数秒後には「はい,これでこのあとはマニュアルどおりの操作でつながるはずですのでお試しください」とのこと。しかも,「アクセスポイントとネットワークキーはメモにして残してありますので,それをお使いください」と。これで電話は切れるのかとおもったら,「なにか問題があるといけませんので,つながるまで,このままお待ちします」という。おそらく,わたしが頓珍漢なことをしでかしはしないかという老婆心からなのだろう。なんと親切,と感動。
 こうなれば安心して作業にとりかかれる。でも,マニュアルに残された操作は二つだけだった。あっという間に接続完了。「つながりました」と喜び勇んで電話に報告。「おめでとうございます」と,あとは営業上のご挨拶があって,「これからも,なにか問題があるようでしたら,いつでもご連絡ください」と,とても親切。
 パソコンは,ある接続をすると遠隔操作ができる,ということはかなり以前に親しくしている富士通のSEさんが教えてくれたことがある。でも,それは,よほどのことがないかぎりやってはいけないルールになっている,と。ただし,会社や大学などのLANシステムの管理者などは,その内部の管理上の必要に応じてチェックをすることは可能だ,と。そして,大学などの学内LANを通過するメールには気をつけた方がいい,とも教えてくれた。
 もっとも,パソコンに少しでも精通している人にとっては,こんなことは常識なのだろう。でも,わたしのようなパソコンは,インターネットとメールと原稿を書く道具としてしか考えていない人間にとっては,恐るべき経験であった。これから少し勉強しなくてはいけない,と猛烈に反省。
 メカはあまり得意ではない,という理由でパソコンのテクニックについては忌避してきた。しかし,パソコンのさまざまな機能がここまで,つまり,社会生活の内部にまで浸透してくるとなれば,そんなことは言ってはいられない。ただ,生きていく上で不便であるという単純な理由ばかりではなく,これを積極的に活用した方が,これからの老後の生活を充実させる上でどれほど役に立つかわからない,という切実な利便性がわかってきたから,なおさらのことである。
 たとえば,個人で発行するウェブ・マガジンなども,いつか実現させてみたいとおもっている。いまは手も足も出せないので,だれかやってくれないかなぁ,と他人に頼っている。それでは埒があかない。やはり,自分でやるしかない。だから,自分のウェブ・マガジンを,自力で自由自在にレイアウトできるようになったら,さぞかし楽しかろうとおもう。道楽としても,多少,他人さまにご迷惑をおかけすることになるかもしれないが,まあまあ許される範囲ではないか,とおもう。
 いまでさえ,年々,孤独になりつつあるのだから,これからはますます孤独になっていくことは間違いない。もっと大勢の人たちと,できることなら<じか>に交流できる場を,自分で確保しなくてはいけない,と最近とみにおもう。そのための,まずは,前段階の方法の一つとして個人発行の「ウェブ・マガジン」がある,と夢見ている。
 さあ,これからパソコンのテクニックを身につけよう。そうして,これからの時代をよりエンジョイできるようになりたいものだ。
 NTTのリモートサポートをしてくれたオペレーターさんほどのテクニックはともかくとして,自分の道楽を実現できる程度には,なんとしても到達したいとおもう。そんな気持ちにさせてくれた,オペレーターさんにこころから感謝である。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

科学技術のおかげ・・・・

科学と技術のおかげ・・・
これだけ便利な世界に生活をしておきながら
でも科学技術を否定するのはいけません・・・。


またパソコンがへそを曲げプリンターにつながらなくなります。
バチがあたります。


世の中科学技術、便利な社会になっているのです。

科学技術の発展による便利さを享受しておきながら
科学技術を否定するような発言をするのはいけません。

と、ちょっと突っ込みをいれてみました・・・・。