2011年4月12日火曜日

「浜岡原発を止めろ」のデモ,スペイン国営テレビで放映される。

4月10日(日)に芝公園・23号地で開催された「浜岡原発を止めろ」の集会と,デモがスペイン国営テレビのニュース番組のなかで放映されました。
この情報が,スペインのバスク大学ホセバ教授から神戸市外国語大学竹谷教授に伝えられ,すぐに,わたしのところに知らせてくれました。なぜなら,わたしが取材に応答したカットが採用され,それをみたホセバ教授が驚いて知らせてきた,という次第です。送られてきたURLは開いてみたらスペイン語で書かれているので(当然のことですが),それらしきところをあてずっぽうに探していたら,みつけることができました。ほんの数秒ですが,まぎれもなくわたしの顔がアップで登場しています。コメントはどの部分が採用になったのかはわかりません。が,竹谷教授のメールによれば,みごとなコメントでとてもよかった,とのこと。お世辞半分にしても,嬉しいことです。まあ,採用されたのですから,かれらの期待に応えうるものではあったのでしょう。
というようなわけで,なんとスペイン国営テレビのニュースに,わたしの顔が登場したという次第です。しかも,「浜岡原発を止めろ」というデモ隊の一員として。
こうなると,『ニューヨーク・タイムズ』の方の取材はどのように扱われたのかなぁ,と気になってきます。こちらは,ずいぶん長い時間をかけて(デモを一緒に歩きながら),ことこまかな質問があり,かなり丁寧に応答しておきました。わたしの考えや意見のワン・カットでもいいから,記事のなかに使われているといいなぁ,と期待したりしています。名前も職業も年齢も問われていますので,もし,使われていれば名前も載っているのではないか,と思います。どなたか,『ニューヨーク・タイムズ』で確認できる方がいらっしゃいましたら,ぜひ,調べて教えてください。
こうして,外国メディアは,4月10日の「脱原発」のデモをきちんと取材し,ニュースとしてとりあげてくれているのに,日本のメディアはいったいどうしたというのでしょうか。うんもすんもなし。ほぼ完璧な無視です。ネット情報でも,高円寺で開催された1万5000人もの集会の方は,ほんのわずかではありますが,とりあげられただけで,その他はなにもありませんでした(わたしの確認したかぎりでは)。これが悲しいかな,日本のメディアの現実です。東電の力というものが,ここまで浸透しているとは夢にも思っていませんでした。これを「八百長」といわずして,なんというべきでしょうか。しかも,恐るべき暴力装置としての「八百長」。
この問題はまた機会をあらためて論じてみたいと思います。
とりあえず,今日はここまでのご報告です。

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