2012年8月18日土曜日

蝉の鳴き声が喧しい。しかも,その鳴き声が変だ。いつもと違う。

 西谷さんの最新のブログによると,ちかごろの蝉は「イシン,イシン」と鳴くそうだ。わたしも耳を澄まして聞いてみた。なるほど,そんな風にも聞こえる。しかし,よくよく聞いていると,ちょっと変な鳴き方をする蝉がたくさんまじっていることがわかってきた。

 たとえば,こんな風にわたしの耳には聞こえてくる。

 北の方に耳を傾けると,「クナシリ,クナシリ」と鳴いていように聞こえる。
 西の方に耳を傾けると,「タケシマ,タケシマ」「トクト,トクト」「リアンクール,リアンクール」と声変わりがうまくできていないのか,声がひっくり返って,さまざまに聞こえてしまう。
 さらに,南の方に耳を傾けてみると,「センカク,センカク」「ウオツリ,ウオツリ」と鳴いているように聞こえる。

 放射能に犯された蝉が,突然,こんな風に鳴きはじめたわけでもなかろうが,どうも様子が変だ。ことしになって急に,こんな風に聞こえはじめるのは,なにか理由があるはずだ。

 長い長い自民党政権時代には,のらりくらりと誤魔化しながら「外交問題にはしない」などという暗黙の了解をとりつけながら,なんとかしのいできたのに・・・・。しかし,官僚との連携プレイが下手な民主党が政権をとってから,どうも,日本の国の屋台骨のあちこちがぎくしゃくしはじめているように思う。どうやら民主党政権の弱腰外交が露呈してしまったようで,ここを先途とばかりに近隣諸国があの手この手で「ワナ」を仕掛けてきているらしい。

 「茹でガエル」になってしまった日本人の多くが,やれオリンピックだ,やれお盆だ,やれ外国旅行だと浮かれている間に,気づいてみればあちこちに火種が仕掛けられてしまっているではないか。なのに,日本の外務大臣は「夏休み」をとるとか,という呑気な話がインターネットを流れている。ドジョウ君以下の嘘つき・無責任集団の,もたつきぶりがいよいよ断末魔を迎えようとしている。が,その間に,蝉の鳴き声はますます喧しくなるばかりだ。

 すでに,一部では,「オキナワ,オキナワ」と鳴く新種の蝉まで現れているという。そのために,これまで「オキナワ,オキナワ」と鳴いていた蝉が,まるで虚を突かれたかのようにとまどっているとか・・・・・。これまた大変なことになりそうだ。生態系を犯すようなことにだけはならないように,なにがなんでも回避してもらわなくては・・・・。

 いっそのこと「イシハラ,イシハラ」と鳴く蝉を増やして,どこぞの国におみやげをつけて,いやいや熨斗をつけて「イシハラ」島をプレゼントしたいくらいだ。この惚け老人の発言はほんとうに困りもので,いい加減にしてもらいたいものだ。

 下手をすると「ドンパチ,ドンパチ」と鳴く蝉が現れたりしかねない。
 だが,この蝉だけはなんとしてもこの世に生まれ出てくる前に阻止しなくてはならない。

 「フクシマ,フクシマ」と鳴く蝉が去年から突如として現れたが,その勢いは収まるどころかますます声が大きくなっている。「ゲンパツ,ゲンパツ」と鳴く蝉も同じだ。

 その声を聞き違えて「センパツ,センバツ」と聞こえている人も少なくないようだ。でも,この蝉はまもなく時期がすぎれば鳴き止む。

 「カイサン,カイサン」と鳴く蝉もいるが,まだまだ声が小さい。どうやら,「イシン,イシン」と鳴く蝉に抑え込まれているようだ。

 その代わりに,ちかごろでは「イジメ,イジメ」と鳴く蝉の声がしだいに大きくなってきて,これはとどまるところを知らない勢いだ。これもまた困ったものだ。

 この夏の異常気象は自然界だけではなくて,人間界にも異変をもたらしつつあるようで,なんとも薄気味悪いがして落ち着かない。なにかがはじまりそうで・・・・。

 テレビの馬鹿番組に騙されないように気をつけなくては・・・・。

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