2014年11月21日金曜日

シンちゃん,「金」と「命」はどっちが大事?

 「国民の命と安全を守るために」は,シンちゃんの常套句ですよね。ことあるごとに「国民の命と安全を守るために」わたしは政治に全力を投球していきます,というような具合に。でも,少し考えてみれば,シンちゃんの言っていることと,やっていることとは矛盾だらけですよね。ここでも,シンちゃんは大きなウソをついていますよね。もちろん,わかっていますよね。えっ?ウソなんかついてないだって?それは困ったもんだねぇ。じゃあ,これをどう思いますか。

 「国民の命と安全を守るために」・・・集団的自衛権が必要なのです。
 
 「国民の命と安全を守るために」・・・特定秘密保護法が必要なのです。
 「国民の命と安全を守るために」・・・原発再稼働は必要なのです。
 「国民の命と安全を守るために」・・・7年以内に放射能汚染を処理することが必要なのです。
 「国民の命と安全を守るために」・・・沖縄の米軍基地は必要なのです。
 「国民の命と安全を守るために」・・・TPPは必要なのです。
 「国民の命と安全を守るために」・・・尖閣諸島をわが国固有の領土とすることが必要なのです。
 「国民の命と安全を守るために」・・・フクイチを「under control 」と言うことが必要なのです。
 「国民の命と安全を守るために」・・・憲法9条を無視して閣議決定することが必要なのです。
 「国民の命と安全を守るために」・・・原子力ムラの発言を擁護することが必要なのです。

 シンちゃん,あなたが「国民の命と安全を守るために」と言って,国会に提案し,成立させた法案は無数にありますよね。ですから,もうこれ以上,挙げることはやめにしておきましょうね。

 とりあえず,10個ほど,上に書き出してみました。シンちゃん,もう一度,これらをよくよく眺めてみてください。衣の下に鎧がちらついてみえてきませんか。全部,もっともらしくみえながら,一皮剥いてみると,すぐに,その欺瞞や矛盾が,剥き出しになってみえてきますよね。

 その根拠について,前の選挙のときの自民党の公約と現状とを比較してみましょうか。

 集団的自衛権・・・公約:集団的自衛権の行使を可能とし,国家安全保障基本法を制定。⇨現状:基本法は制定せず,憲法解釈変更の閣議決定で行使を容認。
 特定秘密保護法・・・公約:記述なし。⇨現状:国民の知る権利を損なう恐れのある特定秘密保護法を制定。
 原発・・・公約:原子力に依存しなくてもよい経済,社会構造の確立を目指す。⇨現状:エネルギー基本計画で「原発は重要なベースロード電源」と明記。再稼働推進。
 エネルギー・・・公約:最優先課題として再生可能エネルギーの最大限の導入を図る。⇨大手電力会社が,固定価格買い取り制度に基づく受け入れ手続きを中断。
 基地負担・・・公約:沖縄をはじめ地元負担軽減を実現する。⇨現状:沖縄県名護市での普天間飛行場代替施設の建設を推進。
 TPP・・・公約:「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り,交渉参加に反対。⇨現状:「聖域なき関税撤廃が前提ではない」と交渉参加。
 政治改革・・・公約:議員定数の削減など国民の求める改革を断行。⇨現状:実現せず。
 社会保障・・・公約:安心できる制度に向け,弱い立場の人にしっかり援助の手を差し伸べる。⇨現状:生活保護の日常生活費を15年度までに計670億円削減。
 地方分権・・・基本法制定後5年以内の道州制導入を目指す。⇨現状:法案提出に至らず。
 ※以上,東京新聞(11月19日・朝刊)より。

 これらの内容をよくよく眺めていると,まあ,なんと国民を小馬鹿にした政治をシンちゃんたち自民党は展開してきたものか,とわたしなどはあきれ果ててしまいますよね。

 ここまできたら,私見も少しだけ述べさせてもらいましょうか。

 たとえば,集団的自衛権。これはまずは憲法違反ですよね。閣議決定で憲法解釈を変えることができるのであれば,もはや,憲法は必要ないですよね。ときの政権によって自由自在に憲法解釈ができる,という前例を作ったも同然ですよね。しかも,集団的自衛権は,シンちゃんの言う「国民の命と安全を守るために」必要だという理屈は成立しませんよね。日本が攻撃された場合には,いまの自衛隊法で対応はできますし,日米安全保障条約が機能することになっていますよね。問題は,アメリカがどこかで戦争をはじめたときに,日本の自衛隊(いや,こうなると軍隊と言うべきですが)を友軍として派遣しなくてはならなくなる点ですよね。シンちゃんは喜んで引き受けるべきだ,と考えているようですね。しかし,そうなると,「国民の命と安全を守るために」どころか,逆に「国民の命と安全が脅かされる」ことになりますよね。むしろ,憲法9条を遵守することの方がはるかに「国民の命と安全を守るために」役立つと思いませんか。シンちゃん。

 ことほど左様に,上に掲げた10項目について,一つひとつ解説を加えてみたいところですが,その必要もないですよね。少しだけ立ち止まって,じっと考えてみれば,だれの目にもそれらの欺瞞やウソがすぐにみえてきますものね。

 そのポイントは,いまさら指摘するまでもなく,「国民の命と安全を守る」というシンちゃんの決まり文句が,表面(おもてづら)だけのことで,なんの内実もともなってはいない,というところにありますよね。その,もっと深いところのポイントは,「金」と「命」とどちらを優先させるか,という二者択一にあるのもわかりますよね。シンちゃんは,口では「国民の命と安全を守るために」と言いながら,やっていることは「金」重視ですよね。だから,国民の多くは「ウソつきシンちゃん」と呼び,どんどんシンちゃんは信頼を失っているのですよ。

 そのことは,もう充分,承知してますよね。だから,できるだけバレそうにない「増税」問題にすり替えて,これで選挙を闘おうという作戦を立てたわけですよね。でも,どうやら,それも墓穴を掘っているように思いますが,シンちゃん,どうですか。

 賢明な沖縄県民は,「金」ではない,「命」だ,という決断をし,そちらを選択しましたよね。このことはもっとも都合の悪いことなので,一切,無視を決め込み,まるで,なにごともなかったかのように辺野古移設の工事をすぐにはじめていますよね。しかし,これはとてつもなく大きな瑕疵として,シンちゃんの政治に汚点を残すことになりますよね。

 ああ,いささか余分なことまで言ってしまいましたね。なので,この辺でこのブログは終わりにしましょうね。でも,最後にもう一度だけ。

 ウソつきシンちゃん,「金」と「命」はどっちが大事?

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