2015年5月1日金曜日

今日(5月1日)はたくさんの妊産婦に出会う特異日でした!?

 今日(5月1日)は朝から全国的に快晴,とテレビの天気予報。その予報どおりの青空が広がりました。ここ鷺沼の事務所の空は,いまも(午後4時30分),雲一つないみごとなブルーです。朝,家をでるときから気分も軽く,あちこち寄り道をしながら(いろいろなお屋敷の植え込みや花を眺めながら),事務所にくることができました。

 そんな中にあって,どういうわけか,今日はじつに多くの妊産婦さんに出会いました。最近,それとなく,ことしは子どもがたくさん産まれるに違いない,とはおもっていました。なぜなら,近年,まれにみる妊産婦の多さです。それが,今日はことのほか多く,思わず足を止めて見入ってしまいました。ここでも,あっ,あそこにも,という具合に出会いました。

 自宅から事務所までは,ドア・ツー・ドアで30分。徒歩10分+電車10分+徒歩10分。で,今日は寄り道をしてきましたので,最後の徒歩10分は20分くらいになったかとおもいます。この20分の間にも,つまり,住宅地の裏通りでも,なぜか,ゆったりと散策をしている妊婦さんに出会いました。それも複数です。溝の口の家をでて駅まで,そして,駅の構内,電車の中,それぞれにみごとなほどに多くの妊婦さんに出会いました。

 久しぶりに晴れ渡った上天気につられて妊婦さんも外に出てきたということなのでしょうか。それとも,遠距離の旅行は避けて,家の近くで楽しみましょう,という妊婦さんが多かったということなのでしょうか。あるいはまた,夫が休日で子どもたちと付き合ってくれている間にひとりで用足しに出たということなのでしょうか。意外なことに,今日,出会った妊婦さんはみんなひとり歩きでした。しかも,その平均年齢は比較的若い人が多かったのも印象的でした。

 少子化が叫ばれている割には,ことしの出生率は高くなるのでは・・・などとおもわず期待してしまいました。今日の印象だけですが,比較的若い世代の人たちが子どもを産んでくれるということであれば,これは期待できるのではないか・・・・と。

 あるいは,もうひとつ穿った見方をすれば,「貧乏人の子だくさん」とむかしからいいます。数字の上では景気がいいらしいですが,実感としては少しもいいとはおもえない,というアンケート結果もでています。ということは,高給取りや上流階層は,さっさと海外旅行にでかけるにしても,圧倒的多数の中・下層の庶民はそれも我慢して,身近な娯楽で済ませよう,というのが実態かもしれません。

 金持ちは子どもを産むよりも,贅沢な遊びにうつつを抜かしていることができるにしても,庶民は子どもに期待を寄せることくらいしか夢も希望もないのかもしれません。まあ,その内実はよくわかりませんが,今日はたくさんの妊産婦さんに出会いました。偶然にしては多すぎます。でも,わたしの主観的な見方では,とてもいいことだとおもいます。

 経済成長の数字だけがよくなったとしても,子どもの数がどんどん減少していくのだったら,その結果はみるも無惨な社会の到来しか考えられません。第一,社会としての機能を果たしません。なにもかもが崩壊していくしかありません。人が生きる基本要件は,やはり,親と子どもの数のバランスでしょう。そのバランスが崩れてしまったら,それはもはや人が生きる社会ではなくなってしまうでしょう。

 わたしは「貧乏人の子だくさん」の支持者です。みんな貧乏であれば,なんの不満もありません。わたしたちの世代が育ったときの,すなわち,敗戦後の,なにもかも不足だらけの時代は,みんな明るい未来を夢見て必死になって働き,子どもたちも親の仕事を手伝っていました。しかも,みんな貧乏でしたから,みんな仲良しで,仲違いなどしている暇もありませんでした。大流行した野球をやるにしても,みんなで力を合わせなくてはできませんでした。

 その逆に,みんな豊かになって子どもの数が減少していく傾向の方が恐ろしい。その結果,出現した殺伐とした,砂漠化した人間関係のお粗末さ。毎日のように,「だれでもよかった。人を殺したかった」などという,わけのわからない無差別殺人が報道されています。これは,どうみても格差社会が生みだす悲劇です。

 一握りの金持ちのための政治を,まるでアメリカを見習うかのようにして,日本でも繰り広げる現政権の「愚」を,どこかで断ち切らなくてはなりません。

 そんなことは百も承知だが,まずは子どもを産もうという女性が増えているとしたら,わたしはこちらの方に期待を寄せたい。そして,「人が生きる」ということがどういうことかを,地に足がついた視点からわかっている女性の感性こそが,いまの政治に対するもっとも重要なパワーになりうる,と考えるからです。

 ああ,こんなことを書くつもりではなかったのに,意外な展開となってしまいました。でも,やはり,書くということはいいことだ,いままで貘としていた思考がするりとその姿を現すから,とまずは自画自賛。

 妊産婦さん! バンザイ! 救世主! バンザイ!

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