2015年7月1日水曜日

入院・加療のため,残念ながら太極拳の稽古をしばらくお休み。3週間後の復帰をめざして。

 今日(7月1日)の稽古を終え,いよいよ入院・加療の体勢に入ります。明日(2日),日帰りで血液検査,4日,入院して,さらなる術前のもろもろの検査。7日,手術。順調に行っても,退院までに3週間前後はかかるとのことですので,それまでしばらく太極拳の稽古はお休みです。できることなら,月末の29日(水)の稽古には復帰できるよう頑張りたいとおもっています。

 李自力老師は出張中のため,今日の稽古はお休み。わたしたち弟子だけでの自主稽古でした。が,これがわたしたちの稽古のふつうの状態。李老師は,たまたま時間的な余裕ができたときに,ひょっこりと顔をみせてくれることになっています。ですから,神出鬼没。そういうことを承知で,自分たちだけでできる稽古に励んでいます。

 ですから,師範代は兄弟弟子の西谷さんとわたしとで阿吽の呼吸で勤めています。これがまたなんともいえないいい雰囲気になっていて,凛とした空気を漂わせながらも,くつろいだ,リラックスした気持がかよいあっています。ほんとうにありがたい「場」ができあがっているとおもいます。この「場」から離脱するのは残念の極みですが仕方ありません。あとは,西谷さんにお願いをして・・・といささか後ろ髪を引かれるおもいです。

 この,とてもいい雰囲気の稽古場に,ひょっこりと李老師が現れますと,わたしのからだはにわかに緊張して,いつもできていることもできなくなってしまうのですから,太極拳というものは不思議なものです。

 別に李老師が厳しいことをおっしゃるわけではありません。口数も多くはないし,黙って,一緒に稽古をつけてくれるだけです。そして,わたしたちの悪い癖がでているときには,みずから率先垂範して,ここはこのように直しましょう,とおっしゃるだけです。なのに,わたしのからだもこころもガチガチになってしまいます。畏敬の念の表出・・・・としかいいようのない状態をいつも経験してしまいます。この経験がまた快感なのですから,これまた,不思議です。

 太極拳とはいったいなにか。入院・加療中に,太極拳のイメージ・トレーニングをしながら,考えてみたいとおもいます。もちろん,『老子道徳経』と『正法眼蔵』を両脇に置き,熟読玩味しながら。それも,できるだけ自分流の読解を試みながら・・・・。

 手術のその日は,24時間,集中治療室で過ごしますが,翌日には一般病室にもどります。そして,二日後には,自分で起き上がってトイレに行ってもらいます,と執刀医。動くほど回復が早くなるからだ,という説明がありました。これは,昨年2月に経験済みで,納得です。しかし,術後4日間ほどは激痛が走り,地獄をみるおもいでした。それでも,一生懸命に歩いたお蔭で,ふつうの人よりかなり早い退院となりました。

 この経験を生かして,今回も頑張ってみようとおもっています。

 さて,今回は何日で退院許可がもらえることやら・・・・。
 それだけを楽しみに励みます。

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