2015年10月3日土曜日

「安倍政権NO!1002」の集会とデモに参加してきました。2万人が集結。

 10月2日。うまい具合に雑用に一区切りつきましたので,急ぎ,日比谷に向かいました。野外音楽堂に到着したのが午後6時ちょうど。すでに人であふれ返っていて,野外音楽堂には入れませんでした。集会開始予定時間は,午後6時30分。デモ開始予定時間は午後7時。なのに,もう,人でいっぱいでした。

 
デモ出発までの時間つぶしに,暗い公園のなかを散策。同時に,どんな人たちが集まっているのかにもアンテナを張りながら。いわゆる高齢者の姿はほとんどなし。少なくとも,わたしより高齢とおもわれる人はみかけませんでした。夜ということもあってのことか,と類推。国会前集会でも,昼にはかなりの高齢者が集まっていましたが,夜になると帰宅される人が多かったことを思い出しながら・・・。

 
それから,労働組合系の人たち(幟旗を立てているのですぐにわかる)の集団が意外に小さい,ということ。つまり,ここに集ってきている人たちのほとんどが,個人の意思できているということ。友人と思しき人の集団であったり(それも2,3人程度),ゼミの先生を中心とした学生さんたちであったり,という具合。あとは,わたしのように個人で,たった一人で参加している人たちばかりです。

 
ひととおり様子がわかったところで,デモ隊列をつくっている列のうしろに並ぶ。この人数だと,相当に長いデモ隊列になりそうなので,早めに出発して,早めに解散する戦略をとることにしました。が,それでも,すでに遅し。出発するときにわかったことは,わたしが並んだ隊列は第4番目のグループでした。そのあとにも相当に長い列ができていましたので,あとの人たちの出発は相当に遅くなったことでしょう。

 
デモの流れ解散のところ(有楽町)でのアナウンスによれば,デモ参加者は「2万人」。「オーッ」とどよめきの声があがりました。

 デモのコースは,日比谷野外音楽堂と日比谷図書館の間のところから出発,新橋をとおって銀座にでて有楽町をとおりすぎたところで流れ解散。

 
今回のデモで気づいたことは,歩道を歩いている一般の人たちからの同意・声援が多くなっているということでした。自分の意思を表明することに抵抗感が少なくなってきているのかな,という印象を受けました。あるいは,こんどばかりは黙ってはいられない,という人が増えてきているのかな,と。集会やデモにでかける時間はないけれども,目の前にデモ隊がとおりかかったときには応援をしたい,という人は確実に増えているようにおもいました。

 
法案がとおったからといって,人びとは忘れてなどいません。政府与党は「すぐに忘れる」と踏んでいるようですが,そうは問屋が卸しません。それどころか,相当の覚悟をもった人たち(顔をみればわかります)が増えている,という印象でした。これでいいのだ,という確かな手応えのようなものも感じられました。

 
帰宅してから,NHKのニュースを追ってみましたが,この集会とデモについては「ひとこと」もありませんでした。「やはり」と納得。それ以上に,NHKが無視して「スルー」することの意味の方が重い,とにんまりしてしまいました。なぜなら,「2万人」(主催者発表)もの集会・デモがあったことに「蓋をして」なかったことにしなければならないNHKの幹部連中(会長を筆頭に)の「焦り」のようなものを感じとることができたからです。

 NHKが「蓋をする」ということは,アベ政権の意思をそのまま反映しているといってよいからです。ということは,間違いなくこの集会・デモのプレッシャーが政権・与党にとどいているということになるからです。たぶん,内心,相当に焦っているに違いありません。政府与党の議員のなかには良心的な人もいるはずです。その人たちのこころの内はけして穏やかではないとおもいます。

 地味ではありますが,この運動を持続させていくだけで,政権党に相当のダメージを与えることは間違いありません。全国の各地で,それぞれのやり方で,意思表明を持続させること,これが一番です。地元選出議員は,もっとストレートにダメージを受けることになるでしょう。

 いささか疲れましたが(デモの距離が意外に長かった),あらたな希望も生まれました。世の中が「動きはじめた」という実感が湧いてきました。これがなによりの「収穫」でした。このつぎも,体調を整えてでかけることにしよう。枯れ木も森の賑わい・・・・。

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